こんにちは、ボディメイクコーチのれいこです。
今日は、あるクライアントさんの“心の変化”についてお話ししたいと思います。
彼女と出会ったのは3月。最初の頃は、「またどうせ続かないんじゃないか」「私なんて、変われるわけがない」と、自分に自信がなく、口数も少なめ。何をしても続かず、変わりたい気持ちと、諦めグセがせめぎ合っているような印象でした。
でも――
たった2か月で、彼女は見違えるほど変わりました。
「変われるわけがない」から「私、変われるかも」へ
初回セッションの振り返りシートには、こんな言葉が並んでいました。
「今までダイエットは、筋トレや食事改善など“行動”から入っていたけれど、それでうまくいかなかった理由がわかった気がする」
彼女は、自分の“マインド”に目を向け始めました。
「どうせ無理」と思いながらやるダイエットは、いつも3日坊主で終わる。でも、内側の気持ちから整えていくことに気づいた瞬間、何かが変わり始めたんです。
“できない理由探し”を卒業した日
何度目かのセッションの後、こんな言葉が出てきました。
「昔の自分と今を比べるのをやめた。痩せない理由探しをしない。“年齢と仕事のせい”にするのもやめる」
これ、めちゃくちゃ大きな進歩です。
私たちって、「仕事が忙しいから」「もう若くないから」って、変われない理由をどこかに置いて、安心しようとしがちなんですよね。でも、彼女はそれを自分で手放した。
「できない理由を見つけて安堵するのは、もうやめる」とまで言い切ったんです。
習慣化より先に、“決意”が変化を作る
この2か月、彼女は何度もつまずきました。食事の報告が遅れたり、目標カロリーが守れなかった日もありました。でも、彼女は止まりませんでした。
なぜなら、彼女の中で「私は変われる」「本当は、変わりたいんだ」という気持ちが、日に日に強くなっていったからです。
そして、こう言ってくれたのです。
「やっと、自分を信じてみようと思えました」
コーチとして感じたこと
私は、この仕事をしていて「変わる瞬間」を何度も見てきましたが、彼女のように“静かに燃えはじめる人”には、独特の感動があります。
人は、決して一瞬で変わるわけではありません。でも、“変わる準備”が整ったとき、内側からスイッチが入るんです。
それは、数字でもなく、食事記録でもなく、「言葉」に現れます。
彼女の一つ一つの振り返りから、その火種が確かに見えました。
このブログが、もし今「私はどうせ変われない」と思っている誰かの心に届いたら嬉しいです。
あなたにも、必ず“スイッチが入る日”がきます。その時まで、焦らず、自分と向き合ってみてくださいね。
瀬川玲子